2013/09/12

BeagleBoard-xM 上に Ubuntu 環境を構築する

BeagleBoard-xM で MPD サーバを構築しようと思い立ちまして、やってみました。
OS の選択はいくつかあるのですが、今回は扱いやすい Ubuntu 13.04 にしてみました。
参考
http://elinux.org/BeagleBoardUbuntu
Method 1: Download a Complete Pre-Configured Image

以下は、デスクトップマシン(Ubuntu 12.04 LTS)での作業です。
2014/2/22 追記
Raw Image を直接書き込む方法を書きました。
この方法ならば Windows でも大丈夫です。
穀風: BeagleBoard-xM 上に Ubuntu 環境を構築する (Windows 編)

Raw Image を用意

まずは、イメージをダウンロードして解凍。
その後、チェックサムを確認します。
$ wget https://rcn-ee.net/deb/rootfs/raring/ubuntu-13.04-console-armhf-2013-08-24.tar.xz
$ echo "026d8809821c9b6438f1d8ec4991aa58  ubuntu-13.04-console-armhf-2013-08-24.tar.xz" | md5sum -c - 
ubuntu-13.04-console-armhf-2013-08-24.tar.xz: OK
$ tar xJf ubuntu-13.04-console-armhf-2013-08-24.tar.xz

micro SD カードスロットの確認

カードリーダに micro SD card を入れ、以下のコマンドを実行。
$ cd ubuntu-13.04-console-armhf-2013-08-24/
$ sudo ./setup_sdcard.sh --probe-mmc
Are you sure? I Don't see [/dev/idontknow], here is what I do see...

fdisk -l:
Disk /dev/sda: 120.0 GB, 120033041920 bytes
Disk /dev/sdb: 1000.2 GB, 1000203804160 bytes
Disk /dev/sdc: 2000.4 GB, 2000398934016 bytes
Disk /dev/sdd: 1000.2 GB, 1000203804160 bytes
Disk /dev/sde: 3951 MB, 3951034368 bytes
Disk /dev/mapper/isw_ecbcbgbcii_Volume0: 1000.2 GB, 1000201129984 bytes
Disk /dev/mapper/isw_ecbcbgbcii_Volume0p1: 1000.2 GB, 1000199946240 bytes

# 以下略
今回は 4GB の micro SD Card を用意したので、/dev/sde が対象であることがわかります。

イメージの書き込み

以下のコマンドでイメージを micro SD Card に書き込みます。
注意:/dev/sde はご自分のデバイスと読み替えてください。誤ったデバイスを指定すると、その内容を全消去してしまいます!
$ sudo ./setup_sdcard.sh --mmc /dev/sde --uboot beagle_xm --swap_file 512

確認のメッセージが表示されます。
くどいようですが、間違ったデバイスを指定していないことを確認の上、y を入力します。
Are you 100% sure, on selecting [/dev/sde] (y/n)?

書き込みが始まります。
少々、時間がかかります。
以下のようなメッセージが表示されたら終了です。
Finished populating rootfs Partition
-----------------------------
setup_sdcard.sh script complete
-----------------------------
The default user:password for this image:
ubuntu:temppwd
-----------------------------
デフォルトのユーザ名とパスワードが表示されているので覚えておきます。
ユーザ名: ubuntu
パスワード: temppwd

起動

micro SD Card を BeagleBoard-xM に挿入し、電源をつなぎます。
この時、ディスプレイ、キーボード、イーサネットはつないでおいた方がよいです。

ディスプレイに起動画面が表示され、数秒でログイン画面になりました。
先ほどの ubuntu:temppwd でログインします。

パスワード変更

必須ではないですが、セキュリティ的にはパスワードを変更しておいた方が良いでしょう。
$ passwd
Changing password for ubuntu.
(current) UNIX password: 
Enter new UNIX password: 
Retype new UNIX password: 
passwd: password updated successfully

以上でOSのインストール終了です。

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